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EPEスピードテストを公開しました この度Egress Peer Engineering(EPE)の技術検証を目的としたスピードテストサービスを公開しました.
Egress Peer Engineeringとは, AS内から見て外向きのトラフィック(Egress Traffic)を, 特定のポリシーに基づいて複数のBGPピアに分散して配送する概念です1. 外部のASとの接続リンクの負荷分散や, リンク投資コストの低減への活用2が期待されています.また最近では「ベストパスよりもよりRTTの小さいBGPパスを発見する」取り組みや3, コンテンツサービスの通信品質をモニタリングしながら外部とのリンクの有効活用を目指す取り組み4など,様々な用途への応用が期待されている分野です.
vSIX WGでは多様なコンテンツサービスそれぞれのQuality of Experience(QoE)の向上を目指し, SRv6とSDN技術によるEPEフレームワークを開発しています. 異なるEPEパスの通信品質を比較することを目的としたスピードテストサイトを公開しました.
EPE Speedtest
スピードテストサイトについて 本スピードテストサイトはvSIXネットワーク(AS4690)大手町NOCに設置されており, 複数のBGPピアを利用したインターネット疎通性を有しています. 現在のところ2系統のEPEパスを通じた通信品質計測と比較を行うことが出来ます.
vSIXについて vSIXプロジェクトでは,IPv6シングルスタック時代を見据え,将来のインターネットを支えるための様々な研究・開発・人材育成・情報公開・アプリケーションの開発に取り組んでいます. 本プロジェクトは2021年5月にWIDEプロジェクトのワーキンググループとして発足しました.